MIRACLE 雨の日の陽だまり~副社長との運命の再会~
***

 棚野さんに返事をした二日後、久々に私は遅番勤務に復帰をした。

「う~……あったま痛てぇ」

 午前十一時に出勤すると、休憩室にいる窪田さんがポツリとつぶやくのが聞こえてきた。
 なんだか動作ものろのろとしていて元気がない。

 デスクにあるパソコンの前に座り、本社からのメールをチェックしているようだけれど。
 今にもキーボードの上に突っ伏してしまいそうなくらい身体がぐにゃぐにゃだ。いったいどうしたのだろう。

「窪田さん、今日から私、遅番復帰します。今まで迷惑をかけてすみませんでした!」

 ロッカーに手荷物を置いて着替えを済ませると、休憩室にいる窪田さんに気合いを入れて声をかけた。
 今まで迷惑をかけたことは間違いないから謝っておきたい。

「わかったから声のトーンを抑えてくれ。お前はいつも元気すぎる」

「……は?」

 そう言われてもわけがわからず、私は素っとん狂な返事をした。

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