MIRACLE 雨の日の陽だまり~副社長との運命の再会~
「使い勝手もいい。柄も洒落てるし」

「それは良かったです」

「色違いもあったよね。追加で十本ほど購入するよ」

「え?!」

 驚きすぎて思わず変な声が出た。
 あわてて両手で自分の口を覆ったがもう遅い。

 追加で買うって……十本も必要なのだろうか。
 いくら色違いが欲しくなったとはいえ、数が多すぎると思うけれど。

「十本も……ですか?」

 おそるおそるもう一度確認をすると、彼はそうだと首を縦に振った。

「会社で使おうと思って」

「ああ、会社用に」

 なるほど。会社のスタッフに配ったりするのだろうか。
 それとも……ホテルの来客用にするつもりなのか。

「もしかしてサンシャイングループのホテルで使われるのですか?」

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