君は僕の光
第1章

引っ越し

青い空。



緑の山々。



鳥の鳴き声が聞こえる。



窓からはそよ風が入ってくる。



ずっと同じようなのどかな景色が広がる。



その景色を、車に乗って、ただボーッと眺めていた。



「なかなかいい町ね」



隣で運転するお母さんが言った。



「きっとひかりも楽しく過ごせるわよ」



…それはどうかな。



私はうつむいた。
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