君は僕の光
右の目の少し下から頬の下の方にかけて、痛々しい傷が伸びる。


赤紫のミミズ腫れ。



見てられなくなって、カーテンを閉める。



ため息をついた。



なんでこんなことになってしまったんだろう。



この顔が、私の唯一の取り柄だったのに。



私にはもう、何もない。



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