Last summer
顔を見ようとウロウロするけれど、機械が邪魔をして見えない。

でもその少年が、色素の薄い短髪であることは分かった。

僕と似たような髪型。

きっと僕と同じくらいの歳。

それなのに・・・こんな・・・




僕は病室のドアの横にある名前を見た。



海晴







…同じだ・・・僕と・・・

同じ名前の人がいるなんて……。

偶然にしては・・・

僕は薄気味悪くなって身震いをした。

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