命の灯が消える、その時まで


*・*・*


「ふぅ」

退屈な通学時間。

私の日課は、その時間を利用してケータイ小説を書くことだった。


今日も夜のうちから練っておいた新作を更新したばかり。


今回は初めて、病気ものにチャレンジするつもりだった。


いじめられっ子の女の子が病気にかかり、余命を宣告されるが、その残された時間で友情や恋を知っていく物語。


……にするつもり。


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