命の灯が消える、その時まで

カウントダウンの始まり1秒前



*・*・*

もう4時間目。

4時間目は体育で、内容はソフトボール。



1時間目から3時間目まで、授業そっちのけでケータイ小説を書き続けた。


勉強は割とできる方な私。

塾も通っているから、何回か授業をすっぽかしたくらいで内容が分からなくなることはない。


でも、体育は無理だね、さすがに。


見学にしたとしてもケータイは触れない。



私は諦めて、ジャージの入った手提げを手に取った。



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