結婚も2度目だからこそ!
『あ、もしもし京香?』
「お疲れ様です、先輩。練習終わったんですか?」
『今ちょうどね。あ、また先輩呼びになってる。名前で呼んでって言ったじゃん。それよりまだ飲んでたの?』
「え、あ……そうでした。すみませんせんぱ、智樹……さん。まだ飲んでますよ」
『どこで飲んでる?もし京香の友達がいいなら、今から混ざってもいいかな?』
え!?
先輩が飲み会に来る!?
「あ、あの女だけですよ!?いいんですか?」
『みんな京香の友達でしょ?いい機会だし挨拶でもしようかなって』
挨拶も何も。
先輩は知らないだろうけど、沙織も有希も十分過ぎるくらい先輩の事を知ってるんだけど……。
「あ、じ、じゃあちょっと聞いてみます」
私は声が聞こえないように携帯を手で覆って、沙織たちに話す。
沙織たちは先輩が来たがってる、という話に一気にテンションが上がったようだ。
「マジで!?先輩来るの!?いいよいいよ、全然オッケーだよ!」
「ちょっ、来るんだったら早めに言って欲しかった!適当な格好してきたじゃん!」
先輩が来ることに乗り気のようだ。
オッケーであることを伝えると、先輩の声がワントーン上がる。
『良かった!じゃあ今から向かう。今日はもう京香に会えないと思ってたから嬉しいよ。店の前に着いたらまた連絡するから』
そう言って電話は切れた。
……胸の高鳴りが止まらない。
"会えないと思っていたから嬉しい"って。
お世辞でも先輩にそんなこと言われたら、私も嬉しくなっちゃうじゃない。
「お疲れ様です、先輩。練習終わったんですか?」
『今ちょうどね。あ、また先輩呼びになってる。名前で呼んでって言ったじゃん。それよりまだ飲んでたの?』
「え、あ……そうでした。すみませんせんぱ、智樹……さん。まだ飲んでますよ」
『どこで飲んでる?もし京香の友達がいいなら、今から混ざってもいいかな?』
え!?
先輩が飲み会に来る!?
「あ、あの女だけですよ!?いいんですか?」
『みんな京香の友達でしょ?いい機会だし挨拶でもしようかなって』
挨拶も何も。
先輩は知らないだろうけど、沙織も有希も十分過ぎるくらい先輩の事を知ってるんだけど……。
「あ、じ、じゃあちょっと聞いてみます」
私は声が聞こえないように携帯を手で覆って、沙織たちに話す。
沙織たちは先輩が来たがってる、という話に一気にテンションが上がったようだ。
「マジで!?先輩来るの!?いいよいいよ、全然オッケーだよ!」
「ちょっ、来るんだったら早めに言って欲しかった!適当な格好してきたじゃん!」
先輩が来ることに乗り気のようだ。
オッケーであることを伝えると、先輩の声がワントーン上がる。
『良かった!じゃあ今から向かう。今日はもう京香に会えないと思ってたから嬉しいよ。店の前に着いたらまた連絡するから』
そう言って電話は切れた。
……胸の高鳴りが止まらない。
"会えないと思っていたから嬉しい"って。
お世辞でも先輩にそんなこと言われたら、私も嬉しくなっちゃうじゃない。