結婚も2度目だからこそ!
まさか。
付き合おうと言ってくれた時から、私のことを好きでいてくれたなんて。

凄く嬉しい。
先輩のその言葉が、想いが、身に染みるほど嬉しくて仕方ない。


「京香と付き合うってことの意味を、俺は十分理解しているつもり。京香は離婚で傷付いていて、付き合った先のことをとても慎重に考えている。でも、付き合うってことは、結婚をするための最初のステップだろう?だから、俺はそのつもりで付き合ってるよ」


「え……?」


それって……。


驚いて、思わず先輩の身体から離れて顔を見た。
先輩は真剣な眼差しで私を見つめている。


ドキリ、と胸が高鳴った。




「京香の二度目、その相手が俺ならいいと思ってる。俺なら、お前のこと幸せにしてやれるよ」

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