ある夏の思い出〜よつばの約束〜

不器用なヒト

「…ミカエル」

「はい」

「なんなのだこいつらは」

「なんなのでございましょうねぇ…」


花岡幸菜と笠原彰人は実に回りくどかった。


「笠原彰人はまだしも、花岡幸菜は自分の時間が残り僅かなのを知っているはずだ。なのに何故あのような回りくどいことを…」


なかなかうっとおしい。
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