なくした時間にいてくれた
私ではないこと
月曜日は学校を休んだ。お姉ちゃんの学校にも私の学校にも母が電話をしていた。

ただお姉ちゃんは明日から登校出来るといい、私の方は入院していて、いつになるか分からないと伝えていた。

明日から登校か……お姉ちゃんの学校には文化祭に1度だけ行ったことがあるから場所は分かるけど、教室がどこにあるか分からない。

お姉ちゃんとして生活すると決めたからには、お姉ちゃんにならなくてはいけない。

教科書の裏表紙に書いてあるクラスを見た。3年2組25番。3年2組の教室はどこだろう?

その前に下駄箱はどこだろう?

お姉ちゃんの友達に聞いてみようか。事故のせいで覚えていなくてと言えば大丈夫かな。


お姉ちゃんの友達が誰だか分からないけど、スマホを見れば分かるだろうとお姉ちゃんのスマホを手に取るがパスワードが分からない。

とりあえず誕生日を入力してみたけど、解除されない。誕生日以外の数字が思い浮かばないから諦めて机に置いた。
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