遠回りして気付いた想い
オレよりも前に会って、そこまで想ってるのか。
だが、想いは年月じゃねぇ。
どれだけ、相手を想ってるかだよな。
「これは、極秘なんだが……。遥さん、どこかの御曹司らしい。詳しくは、俺も知らないが、な」
兄貴が、真顔でそう言う。
何。
それって、お坊っちゃまってことか?
「まぁ、俺が、遥さんの事で知ってるのは、これぐらいだ。役に立てたか?」
兄貴が、少し困った顔をする。
まぁ、あんだけ大袈裟に良いながら、婚約の事と御曹司かもって事、性格の事しか分からなかった。
「あぁ、ありがとう。兄貴」
オレは、お礼を言う。
「おう、気を落とさずにアタックするのみだ。お前の方が、彼女との距離が近い筈だ。年齢的にもな。頑張れよ」
兄貴は、それだけ言って、部屋を出て行った。
兄貴は、応援してくれてるんだと思った。
だが、想いは年月じゃねぇ。
どれだけ、相手を想ってるかだよな。
「これは、極秘なんだが……。遥さん、どこかの御曹司らしい。詳しくは、俺も知らないが、な」
兄貴が、真顔でそう言う。
何。
それって、お坊っちゃまってことか?
「まぁ、俺が、遥さんの事で知ってるのは、これぐらいだ。役に立てたか?」
兄貴が、少し困った顔をする。
まぁ、あんだけ大袈裟に良いながら、婚約の事と御曹司かもって事、性格の事しか分からなかった。
「あぁ、ありがとう。兄貴」
オレは、お礼を言う。
「おう、気を落とさずにアタックするのみだ。お前の方が、彼女との距離が近い筈だ。年齢的にもな。頑張れよ」
兄貴は、それだけ言って、部屋を出て行った。
兄貴は、応援してくれてるんだと思った。