【禁后-パンドラ-】
選ばれなかった方の娘はごく普通に育てられていくが、選ばれた娘は本当の名を誰にも呼ばれる事のないまま、『材料』としての価値を上げる為、幼少時から母親の『教育』が始まる。

例えば、

『猫、もしくは犬の顔をバラバラに切り分けさせる』

『尻尾だけ残した胴体を飼う(娘の周囲の者が全員、これを生きているものとして扱い、娘にそれが真実であると刷り込ませていくという)』

『猫の耳と髭を使った呪術を教え、その呪術で鼠を殺す』

『蜘蛛を細かく解体させ、元の形に組み直させる』

『糞尿(自分や他人のもの)を食事に』

など。

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