【禁后-パンドラ-】
そして問題の3段目の引き出しだけど、中に入っているのは手首だそうだ。

八千代の鏡台には八千代の右手と貴子の左手、貴子の鏡台には貴子の右手と八千代の左手が、指を絡めあった状態で入っているそうだ。

勿論、今現在どんな状態になっているのかはわからないけど。

桃花とA君はそれを見てしまい、異常をきたしてしまった。

厳密に言うと、隠し名と合わせて見てしまったのがいけなかったという事だった。

『紫逅』は八千代の母が、『禁后』は八千代が実際に書いたものであり、3段目の引き出しの内側にはそれぞれの読み方がびっしりと書かれているらしい。

空き家は今もあるが、今の子供達には殆ど知られていないようだ。

娯楽や誘惑が多い今ではあまり目につく存在ではないのかも知れない。

地域に関してはあまり明かせないけど、東日本ではない。


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