クールなCEOと社内政略結婚!?
デスクに戻りスマホのメールを確認すると、すでに孝文から今日の約束に関するメールが届いていた。孝文が忙しいのは私もよくわかっている。だから今日こうやって私たちのために時間を作ってくれたこと、私と歩み寄ろうとしてくれていることが嬉しい。
遅刻しないようにしないと……。
山積みの仕事をハイスピードで片付けていると、雅さんから声がかかった。
「宗次さん、悪いんだけど今日の定時後打ち合せしたいんだけど、時間とれる?」
なんてタイミングなんだろう。でも今日は孝文との約束がある。
「すみません……実は今日、大切な用事があって残れないんです。明日以降なら都合合わせますので」
「ううん。気にしないで」
雅さんはいつものようににっこりと笑顔を浮かべている。
普段なら何を置いても、仕事を優先する。しかし今日だけは孝文との約束を破るわけにはいかない。
そこに隣の席で聞いていた梨花ちゃんが口をはさむ。
「仕事命のあさ美さんが珍しいですね。もしかして、彼氏ですかぁ?」
「ち、違うわよ。ちょっと、家族との約束があってね」
雅さんの前で“彼氏”だなんて単語を軽々しく口に出さないで欲しい。ただでさえ、私と孝文の関係を疑っているんだから。
なんだかごまかしているのが申し訳なく感じる。けれど家族っていうのはうそじゃない。
「そう、ご家族との大切な約束なら仕方がないわね」
「すみません」
「気にしないで」
頭を下げた私に声をかけて、雅さんは自分の席に戻った。
ほっとした私は、定時に仕事を終わらせるべく作業を再開させた。
遅刻しないようにしないと……。
山積みの仕事をハイスピードで片付けていると、雅さんから声がかかった。
「宗次さん、悪いんだけど今日の定時後打ち合せしたいんだけど、時間とれる?」
なんてタイミングなんだろう。でも今日は孝文との約束がある。
「すみません……実は今日、大切な用事があって残れないんです。明日以降なら都合合わせますので」
「ううん。気にしないで」
雅さんはいつものようににっこりと笑顔を浮かべている。
普段なら何を置いても、仕事を優先する。しかし今日だけは孝文との約束を破るわけにはいかない。
そこに隣の席で聞いていた梨花ちゃんが口をはさむ。
「仕事命のあさ美さんが珍しいですね。もしかして、彼氏ですかぁ?」
「ち、違うわよ。ちょっと、家族との約束があってね」
雅さんの前で“彼氏”だなんて単語を軽々しく口に出さないで欲しい。ただでさえ、私と孝文の関係を疑っているんだから。
なんだかごまかしているのが申し訳なく感じる。けれど家族っていうのはうそじゃない。
「そう、ご家族との大切な約束なら仕方がないわね」
「すみません」
「気にしないで」
頭を下げた私に声をかけて、雅さんは自分の席に戻った。
ほっとした私は、定時に仕事を終わらせるべく作業を再開させた。