好きな人の弟を、利用した
ピピピッ━━。

不意に携帯が鳴り、見てみるとアラームだった。

(あ……見たい番組が始まったのか……)

録画予約もしてあるから、焦る必要なんて全くないんだけど、あの番組が始まるのが23時半。

と言う事は、今の時間は23時半。

これ以上遅くなると、電車もバスも無くなってしまう。

それに明日も仕事だし。

「あの、私そろそろ……」

残りの珈琲を飲み干し、携帯をバッグに仕舞い、お財布を出して立ち上がる。
< 168 / 334 >

この作品をシェア

pagetop