転職したら双子のイケメンがついてきた


ある程度まで追い詰めると、
萌絵には聞こえないように声を抑える。


「これ以上こんな我が儘な小娘に関わっても、ろくなことにならねえ。自分が損するだけだぞ」


「彼女は僕の天使だ!!あんたに何がわかるんだよ??」


それでも、震える声で抵抗する新士。


「見てくれだけなら同感だがな。ちゃんと中身を見ろってことだ。もしくはあんたが変えてやれるんなら文句はねえよ」


言いながらシールドを上げる。


「ま、知り合いに刑事(デカ)がいるから??このまま婦女暴行未遂で突き出しても構わねえんなら話は別だがな」


ニヤリと嘲る。


「なあ、俺も同感だ。もう、やめようぜ??こんなこと」


と龍人。


「……わかったよ。ちゃんと正面からぶつかってみるよ」


「わかればよろしい」


言うと、シールドを下げて、エンジンを噴かし、走り去る。


「…………う」



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