Our Memories
「でも今から部活のミーティングなんだわ。わりぃけど莉音借りるわ。」
翔馬はそう言って私の腕を掴んで歩き出した。
私たちはどんどん1年3組の教室から離れて行った。
「ね、ねぇ翔馬もう、腕...大丈夫だよ?」
ずっと掴まれてる腕は熱を帯びてる。
「あ、ごめん。...俺、余計なことした?」
「え?あ、全然!むしろありがとうだよ。」
「そうか?ならいいんだけど。」
あのまま教室にいるのは耐えられなかった。
本当に助かったよ。
私と翔馬は急いで3年3組の教室に向かった。

