Our Memories





「えーっとえっと...ごめんなさい。」



私は頭を下げた。



「好きな人がいるの?」



「好きな人...というか忘れられない人がいる..かな。」



「だったら尚更、俺と付き合おうよ。その人のこと忘れられるかもしれないよ?」



そう言って久保くんは近づいてきた。



....なんだか、この人怖い。



私がそう思ったその時______



ガラガラガラ



「あっれ?莉音こんなとこにいたのか!」



ドアのところに立っていたのは翔馬だった。



「翔馬!」



「柏木、今俺が莉音ちゃんと話してるんだけど?」



え、もう久保くんと話すことなんてないよ..!



翔馬助けて!!と私は心の中で祈った。



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