家族の絆
ユキとの約束どおりに、11日には代々木上原の家に出掛けた。少し遅くなったが、7時過ぎにはユキの家に着いた。玄関を開けるなり、ユキはうれしそうに抱きついてきた。祐一も力を込めてそれに応じようとしたら、すっと、器用に体をひねって、すり抜けて、奥に消えてしまった。
「洗面所のタオルはそこに出してあるのを使ってね」
料理の最後の詰めに取り掛かっているようだった。
「まずはビールでいいかしら!」
キッチンから聞こえてきた。
「ああっ!」
簡単に応えて、親父さんと女将さんの遺影に挨拶をするために仏間に入った。
「なにしているの?」
「洗面所のタオルはそこに出してあるのを使ってね」
料理の最後の詰めに取り掛かっているようだった。
「まずはビールでいいかしら!」
キッチンから聞こえてきた。
「ああっ!」
簡単に応えて、親父さんと女将さんの遺影に挨拶をするために仏間に入った。
「なにしているの?」