家族の絆
 ユキはクラブ〔水蘭〕に行くことによって多少は気がまぎれていたが、本当の安心というか安らぎというか心のよりどころが欲しかったようだ。
「それで、お願いなんだけど、みんなに会わせて欲しいの!」
「みんなって?」
「祐一さんの家族に」
 その日も泊まっていいと思っていたが、ユキは11時過ぎには、これからもっと元気にならなくてはといって、追い立てて帰した。
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