家族の絆
1枚は25年以上前のもののようで、親父さんの字で書かれていて、手紙の下書きのような内容だった。もう1枚は、ユキ宛に女将さんが書き残したもので、祐一と会うようなことがあったら500万円を上げて欲しいという内容だった。その紙の下のほうに、祐一宛の一言が添えられてあった。
『祐一さん、自分がいなくなったらと思うと、ユキが心配でたまらない。ユキを妹のようにかわいがって欲しい』
こんなものがあったなんて、ユキは今まで何もいっていなかったので、ビックリした。これは、ユキ宛に残した遺言みたいなものだから、自分でそっと持っていたかったのだろうが、今日のタイミングでと意を決っして持ってきたのだろう。それは、絵美に対しての大義名分というか、ちょっとした思いやりということもできそうだと思った。
もう一枚の親父さんのメモ書きは、この間、ユキから聞いた、祐一の母親宛てに書いた年賀状に認めたものの下書きのようだと思った。25年も前のことが思い出されてきた。祐一の何も知らなかったことが、今になって、明らかにされ、四半世紀前の母親の対応を知っていたら、その後の真由美に対する対応の仕方も変わっていたのかもしれないと、今さらどうしようもないことを考えていた。
『祐一さん、自分がいなくなったらと思うと、ユキが心配でたまらない。ユキを妹のようにかわいがって欲しい』
こんなものがあったなんて、ユキは今まで何もいっていなかったので、ビックリした。これは、ユキ宛に残した遺言みたいなものだから、自分でそっと持っていたかったのだろうが、今日のタイミングでと意を決っして持ってきたのだろう。それは、絵美に対しての大義名分というか、ちょっとした思いやりということもできそうだと思った。
もう一枚の親父さんのメモ書きは、この間、ユキから聞いた、祐一の母親宛てに書いた年賀状に認めたものの下書きのようだと思った。25年も前のことが思い出されてきた。祐一の何も知らなかったことが、今になって、明らかにされ、四半世紀前の母親の対応を知っていたら、その後の真由美に対する対応の仕方も変わっていたのかもしれないと、今さらどうしようもないことを考えていた。