家族の絆
このお店のお料理だが、最近ユキの料理を食べつけているせいか、まずいということはないが、何かが欠けているような感じがした。ビールの後は、焼酎にした。
「その周波数帯域は特殊な帯域のアンテナだから難しいとかってことはあるの?」
「少し高い周波数ですが、それほど特殊なものではないです」
「なら、富士通さん以外で手に入る可能性はあるわけですね」
「基本的に社内のものを使うのが前提になっているので、そこまで考えたことはありません。でも、数社は基本的に問題ないと思います」
何日か前に岩城研究所長と話をしたことをそのまま中島さんに伝えた。ある程度は理解したようだが、100%は釈然としていないようだった。とはいえ、ともかく自分の不満というか不安を他人にぶつけることができたことが、中島さんの気持ちを楽にしたようで、普段の陽気な中島さんになった。今まで、プライベートなことは聞いたことはなかったが、34歳でまだ独身、生まれは長崎市ということだった。クラブ〔水蘭〕のユキをどう思うか聞いてみた。
多少、脈はありそうだなと思ったが、それ以上の話は、ユキにも伝えてからでないとできないと思った。
「ユキさんとはそんなに話をしたことはないし、この前一緒に帰ったときにも、特に話をしたといえるようなことはなかったですし・・・」
中島さんの頬にうっすら赤味が現(さ)すのを見逃さなかった。
「その周波数帯域は特殊な帯域のアンテナだから難しいとかってことはあるの?」
「少し高い周波数ですが、それほど特殊なものではないです」
「なら、富士通さん以外で手に入る可能性はあるわけですね」
「基本的に社内のものを使うのが前提になっているので、そこまで考えたことはありません。でも、数社は基本的に問題ないと思います」
何日か前に岩城研究所長と話をしたことをそのまま中島さんに伝えた。ある程度は理解したようだが、100%は釈然としていないようだった。とはいえ、ともかく自分の不満というか不安を他人にぶつけることができたことが、中島さんの気持ちを楽にしたようで、普段の陽気な中島さんになった。今まで、プライベートなことは聞いたことはなかったが、34歳でまだ独身、生まれは長崎市ということだった。クラブ〔水蘭〕のユキをどう思うか聞いてみた。
多少、脈はありそうだなと思ったが、それ以上の話は、ユキにも伝えてからでないとできないと思った。
「ユキさんとはそんなに話をしたことはないし、この前一緒に帰ったときにも、特に話をしたといえるようなことはなかったですし・・・」
中島さんの頬にうっすら赤味が現(さ)すのを見逃さなかった。