春、さくら、君を想うナミダ。[完]
この胸のドキドキが、
この音が
彼にまで聞こえてしまわないかと不安になる。
「もう1回」
「えっ!?もう1回?」
「うん」
絶対、ハルくん……楽しんでる。
「嫌ならいいけど」
「嫌じゃ……ないよ」
あたしはぎゅっと目を閉じて、今度は彼の右の頬に軽くキスをした。
「……機嫌……直してくれた?」
恥ずかしすぎて、
あたしは彼の顔を見ることができずにうつむく。
「まだ」