春、さくら、君を想うナミダ。[完]
今朝、お母さんも具合が悪そうだった。
布団に入ったままのお母さんに声をかけたら、
機嫌が悪そうに、寝かせてほしいと冷たく言われた。
迎えに来てほしいなんて、とても言えない。
「本当に平気です」
「そう。無理しないようにね」
「はい……」
みんな言う。
ハルくんもそう。
“無理しないで”って、あたしに言う。
好きで無理をしてるわけじゃない。
そうすることしか、できないんだ。
他に答えが見つからないから。