春、さくら、君を想うナミダ。[完]
次の日、教室に入って自分の席に行くと、
イスの上には数え切れないほどの画びょうが置いてあった。
「なんで……」
小さな声でつぶやいたあたしは、あたりを見まわす。
だけど、クラスメートの誰とも目が合わない。
泣きそうになるのをこらえながら、
あたしはイスの上に置かれた大量の画びょうを片付ける。
誰がこんなこと……?
どうして誰も助けてくれないの……?
どうしてみんな見て見ぬフリしてるの?
怖いよ。
みんな怖い。