春、さくら、君を想うナミダ。[完]
「みんなもうグループになっているじゃない」
「……はい」
すると、先生は大きな声で叫んだ。
「ちょっと、みんな聞いてー!」
胸がズキンと痛む。
「麦田さん、どこかのグループに入れてあげてくれるー?」
顔をゆっくりと上げたあたしは、
しんと静まり返った女子たちの嫌そうな顔を見てしまった。
こうなることくらい、最初からわかってた。
みんなはヒソヒソ話をして、
あきらかに自分のグループには入れたくないという顔をしている。
下唇をぎゅっと噛みしめて
泣きそうになるのを、グッとこらえた。