春、さくら、君を想うナミダ。[完]
先生は胸の前で腕を組み、ため息をついてあたしを見つめる。
「麦田さんは、どこのグループに入りたいの?」
そんなこと言われても……
どこだって同じだ。
どこのグループに入っても地獄。
みんなは、あたしのことが嫌いで、
邪魔なんだから。
「どうして黙ってるの?ハッキリしない子ね」
先生は、どうしてそんな冷たい目で
あたしを見るの?
「どこでも……いいです……」
学校が大嫌いだった。
クラスメートも。先生たちも。
みんな……。
みんな大嫌いだった。