雨と花
あたしの重い足は音楽室へ向かっていた。
近づくにつれてハッキリと聴こえてくる
ピアノの音色。
穏やかで、伸び伸びしていて、
あたしは思わず音楽室の前で聴き入ってしまった。
しばらくして音がなくなる。
あたしは突っ立ったままハッと我に返った、、
と同時に音楽室の扉が開いたので思わずビックリしてしまった。
かなりの衝撃に後ろに倒れてしまった。
「大丈夫ですか?ごめんなさい。」
音楽室から出てきたのは先生ではなく
男の人だった。
背が高くて、髪が茶色っぽい、、
あれ、なんか見たことある人、、。
「あ、いえあたしが悪いんです。
思わずピアノに聴き入ってしまって、、。」
「ほんとにごめんなさい。驚かせる気はなかった。
あれ、君見ない子だね。1年生?」
「あ、2年2組の清川海です。」
聞かれてないのにフルネーム、、。
「海ちゃん、、ああ!転校生か!
南さんが君のはなしばっかりしてるよ!」
夏帆、、?なんで夏帆から、、?
てゆーか海ちゃんて、、男の人に名前で呼ばれたことない、、。
これは、、あたし緊張してるの、、?
ハテナがいっぱい浮かんでいるあたしに気づいたのか
男の人はそそくさと話始めた。
「あ、ごめん。僕は日向葵。合唱部の部長をしてます。」
日向葵先輩ー。
素直に格好いい。
この人を格好いいと思わない人はいないと思う、、。
「名前が向日葵みたいですね。」
嫌だ、あたしったら何いってんの。
「ああ、両親が向日葵がすきでね。」
ふふっと笑ってしまった。
「あたしも両親が海好きで名前も海です。
冬生まれなのに(笑)」
「え、僕も冬生まれだよ!奇遇だね!」
あたしは何かこの人に
引き寄せられるものを感じた。
日向先輩のことをもっと知りたいと思った。
「ピアノお上手ですね。」
「いや全然。部活ない日はピアノ弾いてから帰るんだ。」
「前のあたしと同じだ、、。」
「え?」
おっといけない。また心の声が、、と思ったのもつかの間。
「お待たせ!!」
聞き覚えのある声が聞こえた。
近づくにつれてハッキリと聴こえてくる
ピアノの音色。
穏やかで、伸び伸びしていて、
あたしは思わず音楽室の前で聴き入ってしまった。
しばらくして音がなくなる。
あたしは突っ立ったままハッと我に返った、、
と同時に音楽室の扉が開いたので思わずビックリしてしまった。
かなりの衝撃に後ろに倒れてしまった。
「大丈夫ですか?ごめんなさい。」
音楽室から出てきたのは先生ではなく
男の人だった。
背が高くて、髪が茶色っぽい、、
あれ、なんか見たことある人、、。
「あ、いえあたしが悪いんです。
思わずピアノに聴き入ってしまって、、。」
「ほんとにごめんなさい。驚かせる気はなかった。
あれ、君見ない子だね。1年生?」
「あ、2年2組の清川海です。」
聞かれてないのにフルネーム、、。
「海ちゃん、、ああ!転校生か!
南さんが君のはなしばっかりしてるよ!」
夏帆、、?なんで夏帆から、、?
てゆーか海ちゃんて、、男の人に名前で呼ばれたことない、、。
これは、、あたし緊張してるの、、?
ハテナがいっぱい浮かんでいるあたしに気づいたのか
男の人はそそくさと話始めた。
「あ、ごめん。僕は日向葵。合唱部の部長をしてます。」
日向葵先輩ー。
素直に格好いい。
この人を格好いいと思わない人はいないと思う、、。
「名前が向日葵みたいですね。」
嫌だ、あたしったら何いってんの。
「ああ、両親が向日葵がすきでね。」
ふふっと笑ってしまった。
「あたしも両親が海好きで名前も海です。
冬生まれなのに(笑)」
「え、僕も冬生まれだよ!奇遇だね!」
あたしは何かこの人に
引き寄せられるものを感じた。
日向先輩のことをもっと知りたいと思った。
「ピアノお上手ですね。」
「いや全然。部活ない日はピアノ弾いてから帰るんだ。」
「前のあたしと同じだ、、。」
「え?」
おっといけない。また心の声が、、と思ったのもつかの間。
「お待たせ!!」
聞き覚えのある声が聞こえた。