悶々EveryDay〜童貞脱出大作戦〜<団体戦>
「あの〜玉川センセ…校門の前に女子大生が訪ねて来てますよ」

この言葉聞いてウキウキの玉川文三がスキップしながら校門を目指したのは当然の事だった。

「えっと僕に用がある女子大生って君の事かな?」

ニコニコしながら愛佳に話し掛けると

(ウゲっ…何このヲタデブメガネは…)

明らかに怪訝そうな顔をして

「あ…いえ違います。あたしが用があるのは玉川文三クンで昨日貸してもらった傘返しに来ただけで…」

「だから玉川文三は僕ですよ。傘云々は何の事か解らないけどせっかくだからお茶ぐらいどうですか?」

元々の発端は、単なる親切なんだけど話は噛み合わないわ無理やりお茶に誘われるわ…そもそも他人だし
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