真夜中のアリス

<<こんな所にまで何をしに…>>

<<見て解らないのか。彼はもうお前など見ていないというのに>>

<<貴方は何処へ行こうが結局独りきり>>


<<誰もお前なんて…>>


「…!? なによこれ…!?」


聞こえてくるのは、あたしに向けての罵詈雑言。耳を塞ぎ大声で掻き消す。

「…るさいっ!!うるさい!!」

それでも鳴り止まない言葉たち。

<<可哀想>>

<<泣いた所で誰も救ってくれやしないというのに>>

<<貴方が慕っている彼は…
貴方が思っている程貴方を愛していないのよ>>

「違う!!朱鳥くんは違う!!」


その言葉たちは。
< 102 / 349 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop