真夜中のアリス
マカロン、フィナンシェ、マドレーヌ…甘いあまぁいケーキといったお茶請けやお紅茶、それに不似合いな日本のお菓子。
テーブルに所狭しと並べられて、それを一つずつ手にとりナイトさんのお手製のお茶と共に頂く。
そしてゆったりと華の薫りと時間の流れを感じながら過ごす…
「って!ちがうちがう!レジーナは何でも知ってる知識者なんでしょ?
あたしが知りたいことわかるんでしょう?早く話してよ!」
優雅に流れる瞬間の中で、危うく本来の目的を忘れそうだった。何もあたしはこんな場所にまでお茶を楽しみに来たわけではないのだ。黒いウサギに会うこともそうだし何よりあたしは彼に会いたい、会って謝りたい、それだけを胸に突き進んできたんだ。