真夜中のアリス

「もうー!何なのよほんとに!嫌になる…」

反響して虚しく響くあたし自身の声。どうもやっぱり人の気配を全く感じないあたり、夜も大分深まった時刻なのだと理解できる。風も大分強いものになっているのだろうか、ひゅうひゅうと音を立て畝り小さな竜巻が起こっている。周辺に落ちていたらしいペットボトルは音を立てながら風で飛ばされビニール袋は空を舞いながら空へ飛ばされていく。やはり予報通り、嵐は近いようだ。
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