真夜中のアリス

「…願いが叶うって事なら、ここにいれば…朱鳥くんに会えるの…?」

「…かもしれない。可能性はなくはないよ?
それが君の願いであれば」

乱れた襟を直しながらはっきりと言い放つ。

「どこに行けば会えるの…!?」

「残念だけど、それは僕にもわからないよ。
けれど捜す価値はあるんじゃないかな?」

ウサギは言い放つ。そして立ち上がり、今度こそ歩み出そうとする。

「…?
アリス、何まだ座り込んでいるの?早く行くよ」
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