真夜中のアリス

「きっと瑠衣ちゃんのことだから、またご飯食べてないだろうなと思って。」

「…ご名答。食事するの面倒くさくて…。」

確かに昨日から何も食べてなかった。未だに睡眠欲ばかりが強くて、他の欲など全く芽生えてこないのだ。あの日からずっと。

「…瑠衣ちゃんのペースでいいと思うよ。でも良かった、学校来てくれるようになれて」

そう言って微笑むつかさに苦笑いで返す。

「…ありがとう」

ごめんね、心配かけて。けどまだ駄目なんだ。口には出さないけれど。でもこれ以上誰にも迷惑も心配もかけたくなくて平気なふりをして笑う。
< 9 / 349 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop