天神学園の問題児再来
「じゃあ…行くぜ」

シオンがランスロットを構えて魔力のチャージを始めると同時に、龍鷺郎は前に出た。

有無を言わさず、時凍え!

しかし。

「がっ!」

ほぼ同時に禿鷲が消えたと思った瞬間、龍鷺郎は背中に肘、腹に膝を食らって地面に倒れる。

臥龍の息子2人にしか見えない攻防。

軍配は禿鷲に上がった。

「健気に時間稼ぎの為の捨て駒になったか、龍鷺郎。だが!」

禿鷲はまたも時凍えを行使し。

「がは!」

弾幕のような拳の連打を龍鷺郎に叩き込む!

頑丈な臥龍の血筋である龍鷺郎でさえ、肩が外れ、肋骨に亀裂が走る。

「貴様の犠牲は無駄に終わる!俺を止める事は出来ないのだからなぁ!」

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