天神学園の問題児再来
龍馬だけではない。

シオンも、花龍も、龍鷺郎も。

突然の事で面食らってはいるものの、目の前に戦いがあるのならば、今持てる力の全てを注ぎ込んで。

そういう気構えの出来た表情をしている。

呆けていると思ったが、なかなかどうして。

彼らもやはり、一端の黄金世代という訳だ。

「いいだろう」

下駄を鳴らし、瑠璃は踵を返す。

「デカい口を叩いたのだ。それ相応の結果を見せてもらおう。無様を晒してみろ。貴様ら1人残らず微塵に刻む」

「御心配なく」

真太郎が答えた。

「惜しい男を破門にしたと、必ずや後悔させてご覧に入れます、父上」

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