忘れてた恋
結局私も一緒にいたいし、
2人で買い物をして陽人の家に帰ってきた。

「お邪魔します」

うわー、ちょっと待って、
心臓破裂しそう。

1LDKで茶色に統一された
おしゃれな部屋だった。


平常心を保って

「よし、ご飯作るね」

とキッチンへ行く。
すると陽人がついてきた。
そして後ろから抱きついて来た。

「待って、陽人、包丁…危ないから」


「んー?俺とりあえずもう我慢出来ないんだけど。
今日1日中寧々にあまり触れてないよ?」

そう言って私の手から包丁を抜くと
まな板に置いて陽人と向き合う形になった。
その瞬間にはキスをされてて、
それは口だけでなくおでこは頬にも。

「待って…陽人」

「えー、待てないんだけど。
でもとりあえず今日はキス以外しないよ。」

今日"は"?
ん?次回は?
また大パニック


「でも私、元カレから5年ぐらい
恋してなかったからいろいろと分かんないよ
ゆっくり進んで….?」


私の髪の毛を掬うようにくるくるしながら
「ん、気をつける。
でも上目遣いとか可愛いの禁止」

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