俺様上司に、跪いて愛を乞え

スーツから仄かに匂うコロンの香りに、顔をうずめた。



「……いっぱい、甘えさせて……」


「ああ…死ぬほど、甘えろ……」



きつく抱き寄せられる腕の中で、彼の首に手をまわした。

触れ合う頬が、熱を帯びても感じた。


「ほら…もう少し、寝てろよ」

耳元にチュッ…とだけ、軽く吸い付かれて、ベッドにそっと寝かされた。


「……治ったら、また、虐めてやるから」

「いじめて…って……」

「おまえは、虐めがいがあるからな…」

「そんなの……い…」


「嫌です」と、言いかけた私に口づけて、その後の言葉を奪って、



「俺に逆らうことは、おまえには赦されない……」


冷ややかに言い放つと、



「……俺といる限り、永遠にな……」



と、やわらかく微笑んで、付け加えた……。





『オレサマジョウシニ、ヒザマヅイテアイヲコエ』





-END-





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