ピアスの秘密
私は27階へ行く。
その時、カップルの男性が27階のボタンを押した。
今日はついてるかも?なんて思った。
途中2回止まったが、27階へ着くまで、自分が違う世界へ行くような気分になった。
到着し、扉が開いた。ただそれだけなのに、嬉しくて笑みがこぼれ唇をかんだ。
カップルは左に、私は右に歩いた。
「いらっしゃいませ。お一人様ですか?」背の高いスーツ姿の人がにこやかに質問してきた。
「えっ、あの、待ち合わせてなんです。」小さな声で言った。
するとスーツ姿の人が近寄ってきて、少し背をかがめて、
「失礼ですが、春野さまですか?」と聞いたので、私はビックリした。
「そっそうです。」何でわかったんだろう…
スーツ姿の人はニッコリしながら、
「青木さまから聞いております。お席へご案内いたします。」と少し暗い店の中へ入っていった。
一番奥の席、一番奥の椅子を引いてくれた。
目の前には大阪の夜景が本当にきれいだった。
私は向かい合う席じゃなくて安心した。
まともに顔はみれないし、見られても困ってしまう。
目の前にはキラキラした光、左側には領君が座る予定、右側は壁、嬉しくて息が詰まりそう。
その時、カップルの男性が27階のボタンを押した。
今日はついてるかも?なんて思った。
途中2回止まったが、27階へ着くまで、自分が違う世界へ行くような気分になった。
到着し、扉が開いた。ただそれだけなのに、嬉しくて笑みがこぼれ唇をかんだ。
カップルは左に、私は右に歩いた。
「いらっしゃいませ。お一人様ですか?」背の高いスーツ姿の人がにこやかに質問してきた。
「えっ、あの、待ち合わせてなんです。」小さな声で言った。
するとスーツ姿の人が近寄ってきて、少し背をかがめて、
「失礼ですが、春野さまですか?」と聞いたので、私はビックリした。
「そっそうです。」何でわかったんだろう…
スーツ姿の人はニッコリしながら、
「青木さまから聞いております。お席へご案内いたします。」と少し暗い店の中へ入っていった。
一番奥の席、一番奥の椅子を引いてくれた。
目の前には大阪の夜景が本当にきれいだった。
私は向かい合う席じゃなくて安心した。
まともに顔はみれないし、見られても困ってしまう。
目の前にはキラキラした光、左側には領君が座る予定、右側は壁、嬉しくて息が詰まりそう。