腹黒エリートが甘くてズルいんです
その、飄々とした感じに面食らいつつ、あたしとしては、もう、言葉に詰まってしまって。
いや。せめてそのオリジナルメニューを作る手を止めなさいよ、とよくわからない部分に脳内でつっこんでみたりして。
「口説く、ってなるとその言葉が正しいのかよく分かんないけど、莉緒ちゃんみたいに前向きでニコニコしてる子、好きだなぁ、俺」
「……っ」
どどどどうしよう、とちらりと由依を見れば、『やったね』的なはち切れんばかりの笑顔で。
斜め前の酒井くんをチラッと見れば、あたしと目も合わせる気は微塵もないような雰囲気でビールを飲んでいる。
無関係だもんね、そりゃそうか。
「……ちょっと、外の空気吸ってきます」
ふらり、と立ち上がるあたしに、菅生さんが滅茶苦茶いい笑顔で『いってらっしゃい!』と返す。
なんだろうこれ、なんなんだろう。
公衆の面前で、出会ってすぐの人にあっけらかんとコクられて動揺するなって言う方が無理だよね。
しかもあんなイケメンに。
いや。せめてそのオリジナルメニューを作る手を止めなさいよ、とよくわからない部分に脳内でつっこんでみたりして。
「口説く、ってなるとその言葉が正しいのかよく分かんないけど、莉緒ちゃんみたいに前向きでニコニコしてる子、好きだなぁ、俺」
「……っ」
どどどどうしよう、とちらりと由依を見れば、『やったね』的なはち切れんばかりの笑顔で。
斜め前の酒井くんをチラッと見れば、あたしと目も合わせる気は微塵もないような雰囲気でビールを飲んでいる。
無関係だもんね、そりゃそうか。
「……ちょっと、外の空気吸ってきます」
ふらり、と立ち上がるあたしに、菅生さんが滅茶苦茶いい笑顔で『いってらっしゃい!』と返す。
なんだろうこれ、なんなんだろう。
公衆の面前で、出会ってすぐの人にあっけらかんとコクられて動揺するなって言う方が無理だよね。
しかもあんなイケメンに。