金魚の見る夢


季節が過ぎるのは早いもので、また友人を無くした月を迎、そして通り過ぎた。

結局、今年は奈々の会には誰ひとり集まらなかった。
私とて、召集をかけるでもなく、ただ憂鬱にカレンダーを眺めていただけ。

そうやって、人は忘れて強くなるのかななんて。


結局の所、監督と別れずうだうだと。

だって、必要と感じているから、別れたくナイスだ。

何か文句あるか!

軽く週刊誌に乗ってやったしね。

監督の家に二人で入って行く所だ。

でも本当に奴ら忍者みたいなのね。

二人して気付かないにも程が有る。

まあ良いじゃないか。
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