スノーブラック
始まり
むかし、むかし、ある平和な王国にルイーズという娘がいました。彼女の父親は広大な土地を持つ国一番の地主で、彼女は何の不自由もなく暮らしていました。
そして彼女にも、多くの人と同じように母親がいました。彼女の母親もまた多くの人と同じように自分の娘を愛していました。ルイーズがまだ幼い頃のことです。
ルイーズの母親、キャサリンは農民の娘でした。しかし、ルイーズの父親にみそめられ、地主夫人までになったのです。
キャサリンは娘にも、自分のように身分の高い男性と結婚してほしいと強く思っていました。
それが、ルイーズのためだったのか、自分自身のためだったのか、今となっては誰にも分かりません。
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