愛し、愛されたのは優しい死神でした。

「…ルナさん?」

落ち着いた口調…この声は…

『…律さん…?』

「具合はどうですか?」

そう聞かれて目をしっかり開けた時何やら違和感を覚えた。
…律さんの口調なのに…見た目が完全に岳で…。
寝起きで頭の中が困惑していた。

『体は…大丈夫です☆心配かけてすみません。…あの…今日は眼鏡してないんですか…?』
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