愛し、愛されたのは優しい死神でした。

そして私は異様な光景を目にする。
二人が驚いてる理由が分かった。

目の前には玉葱の刻んだ物が山盛りになっていた。

みじん切りやらぶつ切りにした物…半分にしか切ってない物が調理台一杯に散乱してるからだ。

『…あっ…えっと…玉葱あるだけ全部切っちゃいました…よね?』

「…そう、だね…切っちゃったね…ハハ」

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