愛し、愛されたのは優しい死神でした。
誇らしげに高々と掲げるその手が無性に腹立たしくて包帯を千切り捨ててやろうと思ったが―。
岳のミスのお陰で彼女と親しくなれたようなものだし…取り合えず目瞑るか。
ルナにはいずれちゃんと事実を伝えないとな…ショックを受けなきゃ良いが…。
珈琲でも飲もうと珈琲豆が入った缶を覗くと……
「豆切れか…」
そういえば最近入荷してなかったからな…。買い出しにも行かなければ…。