愛し、愛されたのは優しい死神でした。
こんな事を考えながら恐る恐る岳の出方を伺っていると膝の上が軽くなったのが解った。
「フッ♪今誰の顔が浮かんだの?♪」
『えっ…』
先程の雰囲気を一切感じないいつもの屈託の無い笑顔の顔が覗き込んでいる。
その質問に直ぐに答えられなくて目線を逸らすと、思いもよらない言葉が降ってきた。
「恋ってそういう事だよ、ルナ。その…ごめんね、手荒な真似して。でもこうでもしないと気付かなそうだから…荒療治した」