愛し、愛されたのは優しい死神でした。
…いつもの苦しさとは比べ物にならない。
心臓を思いっきり圧迫されている感覚―。
私はたまらず床に崩れ落ちた。
『っっく…?!!ぁっ…!!』
「ルナっ?!!」
律さんは驚いた様子で抱き抱えると名前を呼びながら意識を確認する。
天井が見えた後に取り乱した様子の律さんの顔が目に写った。
私は出せるだけの声で小さく叫んでいた。
『っく…すりっ…!』
「どこだ?!!」
胸を押さえながら薬の入ったワンピースのポケットをまさぐった。それに気付いた律さんは私の代わりにポケットに手を突っ込む。