愛し、愛されたのは優しい死神でした。
『…っく…怖…いっ…!!!』
「大丈夫だよ。離したりしないから。…俺を信じろ」
『っ…はいっ…!』
律さんは勢い良く地を蹴るとあっという間にゲートの中に飛び込んだ。
様々な色が移り変わる不思議な空間に若干の恐怖を感じながらもしっかり律さんにしがみ付いて出口が出てくるのを待って…
しばらくすると遠くに光が見えてきてそれが出口だと直ぐに解った。
「…もうすぐ着くからな?…眩しいだろうから目閉じてろ」
そう促され、素直に目を閉じる。そして私達は一際眩しい光に包まれた。