愛し、愛されたのは優しい死神でした。

ん……“ 腕枕 ”…?…腕の枕。

枕が腕…。律さんの腕が枕。

『っ…!!!』

自分の現状にピシッと固まって動かずにじっとして状況を考える。

どうしよう…!でもまだ体は何だか怠いし、思うように動けなそう…。

「クス…俺に背中を向けたら最後だぞ?…掴まえた…♪」

『っひゃ…!!』

―ぎゅっ―

力一杯抱き締められて喉の奥から切なく息が漏れる。
< 379 / 553 >

この作品をシェア

pagetop